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ハロプロ雑記

アコカツモジキ

ヲタTデザインする時に考えること

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ヲタ友さんとファミレス会やってて、ヲタT自作する時の「考える手順」みたいなことを話したら結構ウケが良かったので、そのことについて書いてみます。ヲタT自作する時というか、お仕事でデザイン作業やる時も同じなんですが。前提として、こういう考え方が正しいって話では全然ないです。自作Tはそこに愛があれば、それ以外はどーだって良いのです。ということで、あくまで僕の普段の考え方ということで。

で。

「さてとデザインしよう。どんなのにしようかな?」という時、僕はまず「どこで勝負しようかな?」と考えます。上に画像を貼ったMODEヲタTでいうと、あやちょかみこのイラスト部分。 ロゴや文字も良いですが、僕はあやちょを身に纏いたいのですよ…!どんなかっこいい意匠より、メンバーを感じる要素が欲しい。それがヲタのジャスティス。だからメンバーを載せられれば、とりあえず勝てると踏みました。勝利の方程式。

この「勝てそうなポイント、勝負どころの見極め」は、割と大事だと思っているのですが、なかなか人に話しても伝わらないです。「5:1:1の分量さえ間違えなければ、おいしいカツ丼は出来る」ってのと多分同じやつ。コンセプトでもアイディアでもない、美味しさのキモ。本質的な素材の良さではなく、快感への到達速度が速いタレ成分。ジャッキー映画における"そこにある椅子で戦う"シーン。スメルズライクティーンスピリットのザラついた音。などなど。上手さではなく良さに関わる部分。伝わるでしょうか。

ということで。本人たちの写真/イラストを使うということは決定したので、次に素材をどうしようと考えます。この時点で表に出てるMODEの写真はフライヤーのみだったので、ほとんど選択肢はありません。

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これで出来ることをベースに、アイディアをいくつか出します。
・イラストを描く
・写真を白黒にしてそのまま使う
・写真をなんか色々加工する
あたりが、勝利の方程式に基づいたアイディアです。このほかにも、
・印象的な洋服の柄を利用する(このブログの壁紙的な)
・小物を利用する(レースの手袋、カメラなど)
なども、勝利の方程式からは距離がありますが、アリな気がします。頭を柔らかくして、いろんなアイディアを出します。普段から引き出しを増やしておくのも効果的ですし、「illust girl T-Shirts」とかで検索してみても良いかもしれません。そういうアイディアの中から、勝利の方程式からの距離、出来ること、やりたいこと、予算、手間、かけられる時間等のバランスで、方法を決定します。

今回は、「Twitterにいる絵師さん素敵なぁ…ああいうのやりたいけどイラストは描けないしなぁ…あ、でも最近机掃除して広めのスペース確保できるから、なぞる作業ならできるかも…顔似せるの難しそうだけど、今回はポーズも服装も特徴的だから、似てなくてもこの二人ってのはきっと伝わるよな…よしそれで」という流れで決定しました。あらかじめ「印象的な洋服の柄を利用するのもアリだな…」とか考えてたから、手描きで行くという決断が出来たとも言えます。考えるのは大事。

そうと決めたら後は黙って手を動かすのみです。写真を白黒にしてコントラストあげて、プリントアウトして紙を重ねて、ひたすらなぞります。トレス台があれば楽なんでしょうが、持ってないのでiPhoneの画面を光らせて、その上でなぞりました。洋服の柄は面倒でしたが、顔を似せる代わりの重要な部分なので、ここで手を抜いてはいけません。なんせこのイラストさえキマれば勝てるのです。また顔については、最低限の可愛さはないといけないので、別の紙を用意して、顔だけ10個くらいなぞって一番良いのを採用しました。カミコは特徴あるから割と似た気がするけど、あやちょはただの美人なので、似せるのがとても難しい。似せるのは放棄して、気の強そうな感じにしました。縫い目の部分や波打ってる部分で服の柄がずれてるところも、丁寧にやります。神は細部に宿るってやつでしょうか。

やったね!絵を描けない僕でも、とりあえず満足できるイラストを用意できたよ!これでもう勝利は決まったも同然です。イラストだけでも良いかなーとも思いましたが、そこまでこのイラストには力は無いと思ったので、文字情報も載っけます。こうすることで、「魅力」とは別に「情報」としての価値も乗っかります。iPhoneで写真撮ってイラレでパス化してレイアウトなど。ということで、今回は2種類用意しました。

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左は、フライヤーのイメージに基づいた爽やかな雰囲気です。細いフォントを使えば大体シャレた雰囲気になるのです。右は「常識と戦う」というお話らしいので、背景に狭苦しい鳥かご*1を置きました。また勝手フライヤーの時に作ったロゴを再利用して、演劇らしくゴチャっとさせました。演劇は基本暑苦しいもの(偏見)です。あと、ヲタTなんだからゴテゴテ感あった方が良いかなぁ。左はクールハローっぽいかなぁ。なども考えました。

決めかねたので、ヲタ友さんに意見を聞きました。デザイン作業する時、最初に「オシャレなのが良いと思う?ゴテゴテが良いと思う?」って聞くのはダメです。具体的に見られるものを用意して、論点整理した上で聞かないと、役立つ意見はもらえません。アンケートでかっこいいものは生まれないと、デザイナーは肝に銘じるべきだそうです。

3人くらいに聞いて、左で行くことが決定しました。ボディは柔らかくて細身のが良いなーと思ったので、そういうTシャツを探しました。また次回作ることがあったら、カラーTに挑戦してみても良いかなーと思います。カラーTはヲタクの戦闘服です。

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貸工房でシルクスクリーンやりました。ヲタ友さんが参加してくれたこともあり、直前になって2色でも出来そうとなったので、推しメンカラーで作ることができました。シルクスクリーンは楽しいのでみんなやると良いです。あ、実は今回デザイン始めた段階では、本当に作るかどうか微妙だった(デザインだけして満足することは稀によくある)のですが、Tシャツ考える時は色数少なく、を基本にしています。Tシャツはシルクスクリーンがかっこいいし、インクジェット印刷にするにしても色数少ない方がそれっぽくなるし、あと僕の好みです。フルカラーで良いのはメタルバンドTだけ!

 

という感じです。自作Tは賛否両論ありますし、僕も基本は公式にお布施したいのですが、やっぱ好きなものを好きなように作るのはとても楽しいので、これからも折をみて作りたいなーと思います。

*1:鳥かごは大体どんな物語にもマッチします