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ハロプロ雑記

アコカツモジキ

スマイルファンタジーをぶっとばせ!【書評】TopYell 2016/7月号 アンジュルムインタビュー 1

Angerme / S/mileage 和田彩花

www.youtube.com

5.30武道館でほぼ未聴だったスマイルファンタジーに持ってかれたせいで帰路の途上でスマファンCDポチった僕ですが、その結果TopYell 7月号買いに行く際のBGMがONE DAYでした。これが個人的に100点の効果をもたらしたので、そんな事を書きます。

TopYell 7月号 アンジュインタビュー読みました?僕は買うのが遅れてしまったのですが、Twitterでの読んだ方のあやちょ抱いてツイートや「まだ買ってないの?無能?」みたいな視線に耐えかねて、慌てて買いに走りました。つってももう2週間ほど前の話ではあるのですが。また同時期にスマイルファンタジー見返したりもしています。前回見たのはスマイレージの知識がほぼない頃なので、なんなら初見に近い。

そんなスマイルファンタジーとTopYell 7月号のインタビューを同時期に見た結果、この二つはきれいに対になっていると感じました。片や少女期の希少性でドライブする日本のアイドルの現状を、メタ的に一夜のお祭り騒ぎに象徴させた、愛おしく幸せで儚い夢物語。「この1日は宝物、この出会いはファンタジー」という世界観は、僕たちがアイドルを見てて感じる尊さや感謝の根源となっている、割と大きな要素だと思います。末満さんの舞台は動画で他にジャンヌ、リリウムしか見てないのですが、それらは限定された時間に人ならざるものとして閉じ込められた少女を描くという点で共通しており、末満さんの少女観、アイドル観を感じさせます。ステイシーズというのも見てみたいな。

ここで主題からは外れますが一つ。叙情組曲「スマイルファンタジー」の中にある「天文学的確率」についてのくだりは、乙女の哲学とことわりがあるにせよ、ちょっと強引だなとは思うですよ。主体AとBが出会う確率を論じるなら主体AとBについて事前に定義出来てなければいけない訳でさ。それを定義しないからこその天文学的確率(というか無限を分母とするファンタジー)だろうけど、厳密に定義しちゃったらそこそこ予想できる範囲内に収まってくると思うよ。あやちょに「何て素敵なんだろう」って言われたら納得せざるを得ないけどさ。

で。

スマイルファンタジーがそういう夢物語だとするなら、TopYellのインタビューは言うなれば地をいく人間の物語。ファンタジー要素皆無。成長を信じ、今の希少性に甘んじず、必ず来る未来のために出来ることを全てやるという姿勢。授かった才能に殉じることに疑問を持たない、リーダーとしての適正。そう言ったものを強く感じるインタビューでした。さらに本誌ではあやちょだけでなくぷーさんのインタビューも載っているのですが、共通して出てくる言葉が「スピード」だという事実にもう...。偶然なのか、それとも普段からそういう会話があるのか。速度とは、一個の意志に命の希少性を超えた価値を付与しうる唯一のパラメータです。5.30武道館見て「早くあやちょの描く未来を見たい」と僕が感じた*1のは偶然じゃなかった!あやちょも、アンジュもまたスピードを欲していたんだ!と思ってグッと来ました。

あやちょは本文中で、「世間のアイドルに対するイメージを変えたい」と言います。「若くてニコニコ笑っていれば良い」という考え方がすごく嫌だと。僕みたいな凡人は、じゃぁアイドルってなんなんだ?って疑問を持ってしまうのですが、光速で進化するアンジュルムで夢中を生きるあやちょにその疑問はありません。ハロー!プロジェクトにいることがアイドルであることそのものだという確信があり、またあやちょ本人が、何をやってもアイドルで居られる/アイドルでしかいられない弱さと強さを持っているからなのだと思います。天才的にアイドル。

僕は末満さんがスマ/アンジュに関わる直近3作で描いた、閉じ込められた少女というアイドル観は儚くて美しくて、どれもホント好きです。正確で鋭い視点。さすが。またリリウムコメンタリーの、「世界的に見ても、ある程度のレベルで歌ダンス演技が出来る女の子たちがこれだけ集まってるカンパニーは珍しい」みたいな発言からも分かる通り、アイドル舞台だから...というネガティブな見方をせず、攻める舞台を作ろうとしている点で、ほんと素晴らしいと思います。

しかしだからこそ!そんなスマイルファンタジーを!ぶっ飛ばして欲しいわけですよ!少女期のきらめきを体現するだけの存在ではなく、奇跡を日常として量産する存在になって欲しい。もっともっとスピードをあげて、最強の今をアップデートし続けて。偉大な人たちは皆そうやってきたんだ。ゆうかりんを、カノンを、めいめいを、メロン記念日を、そしてハロプロを、ひょっとしたらアイドルを背負って、OK!と拳を掲げるんだ!

というわけで。このインタビュー読んでてビビッときたのは、漫画ピンポンです。

「反応反射音速光速!もっと早く!もっと!」

「この星の一等賞になりたいのアイドルであやは!それだけ!」

「強いの?相手は。」「アイドルの権化さ」「彩花ちゃんなら楽しめるさ」

アイドルの権化...それが誰かは分かりませんが、きっと誰よりも、元気だったり、勇気だったり、人間の心を動かす力がある奴なのでしょう。個人技を連想しちゃったのは僕の過剰な期待のせいか、それともあやちょの言葉の強さのせいか。

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あ、そう考えるとファッションマガジン*2超楽しみかもしれん。新しく価値を作り始める女性の話でしょ。うおお!今のアンジュにピッタリ!そしてそういう舞台を持ってきたということは事務所側にもその意志があるということ!熱い!見たい!ウヒョー!